保険外リハビリ・自費リハビリとは
「保険外リハビリ」「自費リハビリ」というワードを聞いたことがありますか。
これら2つのワードは言い方が違うだけで、同じ意味です。
大きな特徴は、医療保険・介護保険を使わないということです。
普段、私たちが病院へ行く時は保険証を持って行きます。
そして、会計の時に保険証の種類によって、例えば3割負担などという形で、かかった医療費の一部を支払います。
自費リハビリの場合は保険証は使わないので、料金の全額を自分で払うことになります。
これだけ聞くと、保険が使えないなんて不便!全額自己負担なんて高い!と思いませんか。
しかし、年々、自費リハビリを受ける人の数は増えています。
理由としては、「自分の受けるリハビリは自分で選ぶ」という方が増えているというのが背景にあるようです。
でも、初めての自費リハビリは不安がいっぱいだと思います。
・自費リハビリに興味はあるけど、いまいちよくわからない
・病院のリハビリと何が違うのかわからない
・質の高いリハビリが受けれるなら、少し値段が高くてもいいとは思うけど・・・
先ほどお話ししたように、大きな違いは保険が使えるかどうかです。
保険が使えるとどうなる?使えないとどうなる?という話を交えてわかりやすく解説します。
また、どのようなメリットから自費リハビリを選ぶ人が増えているのかという点についてもふれていきます。
実は自費リハビリには保険適応のリハビリにはないメリットがたくさんあります。
では、一緒に学んでいきましょう!
多くの人は保険適応のリハビリから始まる
みなさんがリハビリを受けるにあたり、きっかけになる病気やケガがあったと思います。
入院中に病院で受けるリハビリは保険適用のリハビリです。自費リハビリではありません。
自費リハビリが利用されるのは主に退院後。
退院に伴い、リハビリが終了になるなどして、この先のリハビリをどうしようかと考えた時に、選択肢の一つとして自費リハビリを検討されることがあります。
ただし、病院では転院や退院時に自費リハビリを紹介することはほぼありません。
病院などで紹介されるのは健康保険や介護保険が適応になるリハビリ施設ですので、自費リハビリをご利用になるにはご自分で調べる必要があります。
ここが保険適応のリハビリと自費リハビリと少し違うところですね。
自費リハビリに関する情報はインターネットなどです。
「自費リハビリ」などのキーワードで調べると出てきます。
自費リハビリが選ばれる理由
安く受けられる保険適応のリハビリがあるのに、それでも自費リハビリを選んだ方は、どのようなところにメリットを感じて選ばれたのでしょうか。
<自費リハビリのメリット>
・経験年数の高いセラピストのリハビリが受けられる
・そのため、全額自己負担であっても、回復に向けて充実したリハビリを受けれる
・リハビリを続けたいが、医師からは「退院後は自分でリハビリをするように」と言われた。保険適応のリハビリは、医師の指示がないと受けられないのでどうしようもないが、自費リハビリなら自分の意思でリハビリを継続することができる。
自分で決めよう!自分のリハビリ!
自費リハビリの最大の特徴は、なんと言ってもどこでサービスを受けるかを自分で選んだり、リハビリを続ける決定権が自分にあるという点ではないでしょうか。
医療保険や介護保険のリハビリには何かと決まりがあります。
そして医師の指示書も必要です。
それらの決まりに当てはまり、なおかつ医師が頷いてくれなければ、いくらリハビリを受けたいと望んでもリハビリを受けることができません。
一方、自費リハビリは全額自己負担の代わりに、医療保険などの決まりごとに縛られることなく、自分の意思でリハビリを受けることができます。
また、保険適応で受けているリハビリと並行して受けることもできるので、自費リハビリを追加することで全体的なリハビリの回数を増やすことができます。
自費リハビリのデメリット
・どこでリハビリを受けるかは自分で選ばなくてはいけない。
価格は高め。しかし、それに見合う効果を感じられる
自費リハビリを利用している方は、値段相応の価値があると感じておられるようです。
その背景には、自費リハビリの場合、やはりそれなりに経験豊かなセラピストが行っていることが多く、あまり「新人」と言われる経験年数の浅いセラピストの割合が少ないことがあります。十分に経験を積んでから外の世界に出てきているセラピストであれば、施述やアドバイスに対しても安心感が違います。
もう一つのデメリットは、自費リハビリは自分でリハビリ先を選ぶことになります。
見学・体験などの手続きも自分で電話をかけなくてはいけません。
保険適応のリハビリでは、仲介役になってくれるソーシャルワーカーやケアマネージャーなどがいて、ある程度こちらの要望を伝えれば、あとは見学の手続きなどはお任せできます。
ただし、これも良し悪しで、自分で電話をかけるからこそわかるスタッフの対応の良し悪しもあるでしょう。言われるがままに決まった所よりも、自分で選んだ方が安心だという方にとっては、これはデメリットにはならないかもしれません。
保険適用と自費リハビリの違い
日数・期間 | 自費リハビリは自分で納得するまで。 保険適用リハビリは病気の種類により日数がきまっています。 |
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料金 | 自費リハビリは全額自己負担。 保険適応リハビリは保険がききます。 |
自分の意思でリハビリを受けれるかどうか | 自費リハビリは自分の意思で受けれます。 保険適応リハビリは、お医者さんの指示(許可)がないとダメなので、自分がいくらリハビリを望んでも、お医者さんが頷いてくれないと受けれません |
自分の希望に見合う費用で受けれるところが見つかれば、自費リハもアリ
昔は言われるがままに薦められた施設でリハビリをするしかありませんでした。
患者さんが自分でリハビリを受けるところを選ぶなんて思いもよらないことでした。
お医者さんに「もうリハビリは終わり」と言われれば、その人のリハビリはそこで終わりでした。
患者さんも言われるがままに受け入れていたのです。
今はリハビリにはいろいろな選択があります
保険適応で良いところがあれば、それが一番です。
ただ、なかなか全ての人がそれに当てはまるかというと、そうではない方もおられます。
自費リハビリは場所によって値段が違います。ぜひ、いろいろなところを調べてみて、自分に合ったところを見つけてください。
きっと自分に合うところが見つかると思います。
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