骨が成長中かどうかを家庭で簡単にみる方法
成長期に入った?
それとも成長期は過ぎた?
お子さんの身長がのびているのかどうか、親は気になるところです。
骨の成長は、レントゲン像で骨年齢を調べればわかるのですが、実際には病院で骨年齢のためにレントゲンを撮るというのは難しいです。
レントゲン像ほど正確にはわかりませんが、お家でも大まかに子どもの成長を見る方法があります。
急激な骨の成長時期は2回
急激な骨の成長を示す時期は生涯に2回あります。
1回目は第一次成長期(出生から3歳頃)、
2回目は第二次成長期(思春期)です。
世間で「成長期にはいった」というと、多くの場合は第二次成長期のことを指すようです。
この第二次成長期ですが、いつ生じるのかという目安の1つに、二次性徴があります。
この思春期の時期と成長曲線を合わせて見ることで、大まかにですが、お子さんが今、成長のピークを迎えているのかどうかをある程度知ることができると思います。
二次性徴とは
二次性徴とは、いわゆる思春期の時期です。
この時期は身体が急激に変化します。
一番の変化は生殖能力を持つことで、心身ともに子どもから大人へと成長していきます。
ホルモンの活発な分泌で、男女とも次のような変化が現れます。
男の子
・陰茎、陰嚢の肥大
・陰毛、髭、腋毛の発生
・のどぼとけ、声変わり
・筋肉の発達
・精通(初めての射精)が起こる
女の子
・乳房、乳腺の発達
・陰毛、腋毛の発生
・初潮
・皮下脂肪の増大
・骨盤の発育
このような体の変化が、思春期の時期を知る目安になります。
あとは学校で行われる身体測定での身長の伸び率なども合わせて、伸び続けているか、伸び率が減ってきているかなどから、成長のピークを迎えたかどうかが予測できます。
本当に大まかですが、ある程度の目安くらいにはなるのではないかと思います。