肩こりの症状
肩こりの症状は、肩周囲の筋肉のこわばりやハリ、痛みなどです。
ひどい人になると、強い頭痛や嘔吐を伴うことも。
肩こりに関係する筋肉はいくつかあるのですが、よく見られるのは首筋から肩にかけてついている大きな筋肉「僧帽筋」です。
いわゆる「肩を揉む」時に、みんなが触るところです。
他にも「肩甲骨と背骨の間」のコリを訴えられる方も多いです。
肩がこると、このような場所が固く張ったようになります。
肩こりは自覚されていない方も多く、筋肉はすごく凝り固まっているのに、ご本人は「今まで一度も肩は凝ったことがない」と話される方も、それなりにおられます。
肩こりの原因
肩こりの原因としては、肩周囲の筋肉がこわばってしまうような生活習慣が挙げられます。
●同じ姿勢
スマホやデスクワーク、長時間の運転なども入ります。
長時間、寝転んでいることも肩こりの原因になりやすく、風邪をひいて数日間寝たきりで過ごしたなどでも肩がこります。
●猫背
猫背になりやすい人は、巻き肩を引き起こす大胸筋などの筋肉が硬くなりやすく、さらに胸を張るために必要な肩甲骨を背骨に寄せる菱形筋群などが弱くなっていることがあります。そうなると、肩周囲の筋肉の動きが減り、先ほどと同様に腕や肩が同じ位置(姿勢)でいることが多くなり、肩こりにつながります。
●運動不足
運動不足は体があまり動かせていないということなので、同じような姿勢でいることが多いということになります。
他にも、冷えやストレスなど様々な原因で肩こりが生じます。
肩こりに効く対策
あまり同じ姿勢を続けず、適度に立ち上がって、背伸びをしたり腕を回したりしましょう。
この時、体を前屈したり反らしたりの他に、横に倒すなどして体の側面もしっかりとストレッチしてあげるとより効果的です。
肩こりというと、首筋がこるイメージがありますが、実際には、肩は肩の周りについている前後左右の筋肉それぞれの影響をうけています。
ですから、首筋だけをもみほぐすより、肩周囲をまんべんなくストレッチするなどして動かしてあげるのが効果的です。